放射線技師に限らず、医療従事者というのは資格試験が多いです。
資格試験は、高校受験や大学受験のように、手取り足取り教えてもらえるわけではありません。ましてや、社会人になってからは、働いていない間の時間を使い、勉強を進めていく必要があります。
(国家試験合格率を命としている大学などは、結構面倒を見てくれるようなので、別かもしれません…)
では実際に、どのような勉強法をすればいいのか。
僕なりの考え方を書いておきます。
この考え方は、僕が診療放射線技師国家試験へ合格するために実践したものです。
達成目標を決める
まずは自分の実力と合格ラインとの距離を測ることが大切です。
自分があと、どの程度勉強する必要があるのか、明確に示せます。過去問を解くのが手っ取り早いです。
次に、達成目標を決めます。
配点が200点の試験で合格基準点が120点だった場合、7割に値する140点くらいを目標にするのが良いと考えています。120点ちょうどを狙った場合、何かのミスで越えられない可能性がありますので。1割分は保険をかけておく必要があります。
ここで僕が重要視していることは、
高得点を狙いに行かないこと。
高校受験や大学受験は、他の受験者より1点でも多く取る必要がありますが、資格試験は基準点さえ超えていれば受かるためです。
真面目な人ほど完璧主義で満点を狙いに行こうとしますが、余程時間を持て余していなければ上記の通りでいいです。
資格試験の勉強以外にやらなければいけないこと、やりたいことは山ほどあるはずです。
勉強計画を立てる
目標を立てたら、それを達成するための目標を立てます。
計画を立て、早い段階で崩れ挫折する人がたまにいますが、気にする必要はありません。計画なんてものは崩れて当たり前だからです。
具体的にどういった目標を立てればいいのか。
例えば、過去問題集(少なくとも5年以上載っているもの)を5周できるよう計画を立てる。単元数を日にちで割ってもいいし、総ページ数を日にちで割ってもいいから、一日当たりどれくらい進めればいいかを把握します。
1週間の中で1日は調整する日を設けておくとバランスが取れていいです。
過去問を解くときは日付とチェックを書く
ただ闇雲に5周したところではあまり意味がありません。勉強量も大事ですが、効率も重要です。
正しい方向に、正しい努力をするのが、一番結果につながります。
(とても偉そうですが、自分も100%できているわけではありません)
というわけで、過去問を解く手順は以下の通り。
<問題を解く際は必ず、横に日付を記入する。>
①1周目は全問解く。
問題を解いた証に、黒字でチェックを入れておく。
②2周目も全問解く。
不正解だった場合にチェック、
確信は無かったが正解したものには三角マークを入れておく。
今度は黒字ではなく赤字を使う。
③3周目以降は、三角マークおよび赤チェックが入れてあるものだけを解く。
字の色は、自分が今何周目か分かれば何色でもよい。
2周目は1周目の3日後、3週目は7日後など決めておくとよいです。なんなら2周目は翌日にやってもいいくらいです。人間の記憶って、1日経つと結構忘れているもんです。
ちなみに復習の頻度は人それぞれですが、ギリギリ忘れたころくらいにやると良いみたいです。
「あれ、なんだっけな~」と思い出そうとすることが大事と、メンタリストDaiGoさんも仰っていました。
おわりに
以上が僕の実行してきた資格試験の勉強法です。
「努力をした人にのみ成功は訪れる」
という言葉を胸に刻み、頑張りましょう。
(誰の言葉だったか忘れてしまいました…)