今回のツッコミどころと解説はこのような感じです。
明日できる仕事は明日に回す
冒頭で小野寺技師長が仰っていましたね。
放射線技師も働き方改革の影響を受けて、現在はこのような風潮が広まりつつあります。
超勤(超過勤務)をしてまでやる仕事なのか、というのは正直難しいところだと考えます。
CT室ではやはりVRなどの画像処理が超勤になってしまうことが多いです。
ドラマでは20時半くらいまで広瀬が残っていましたが、どれだけ要領が悪くてもそんな時間まで残ることはないでしょう…。
病診連携とは
病診連携とは病院と診療所がそれぞれの役割、機能を分担し、お互いに連携しながら、より効率的、効果的な医療を提供することです。
大学病院などの大規模病院は、地域医療の中核を担っています。地域のクリニックなどでは設備等も限られているため、病診連携という形で大規模病院へ紹介することがまちまちです。
伊織はかなり自分勝手ですが…
主人公の伊織は相変わらず仕事を放棄してましたが、伊織には伊織なりに行動の理由がありましたね。
ちなみに小野寺技師長は広瀬に「俺達には迷惑をかけていい」と言っていましたが、それはその通りですね。その代わり患者さんに迷惑をかけないようにしてほしいと思っています。
照射野にマーカーが入っていない…!
以前マーカーについて記事を書いたことがありますが、マーカーは非常に大事です。
折角マーカーを貼っても、照射野に入らなければ無駄です。正確には散乱線によってわずかに見えなくもないですが。
患者さんの訴えは撮影のポイントになる
肩の痛みを訴える患者さんの肩関節撮影にて、大事な所見を得た今回の話。
撮影目的を考慮するだけでなく、患者さんの訴えや痛がっている箇所を考えながら撮影しなければいけません。今回の話はとてもいい話でしたね。
ちなみに胸腔ドレーンはその名の通り、胸部を1cm程度切開しドレーンを入れる治療になるので、ドラマでは軽い感じでしたが入院が必要となり結構大変です。(実体験)
次回予告に対するコメント
次回のラジエーションハウス第5話は眼底骨折を匂わせるシーンや虐待のシーンなどが映っていましたが、なかなかシリアスな回になりそうですね。第4話では放射線技師である伊織が放射線科医に信頼されるというシーンが見受けられ、自分自身もそのような存在になれたらと思いました。