夜勤というと、医師や看護師さんを思い浮かべる方もいますが、僕ら放射線技師にも夜勤があります。
夜勤にもいくつか形態があるのですが、僕は当直という形の夜勤です。
今回は放射線技師の当直がどんな感じか、説明します。
一日の流れ
平日に当直がある場合、朝はいつも通りの時間に出勤します。そしていつも通り勤務します。
当直は17時から始まります。終わりは8時半頃です。
つまり、24時間(以上)病院にいることになります。これは負担になる人、ならない人がいるかなと思います。
仕事内容は?
放射線業務全般となります。
対象患者は救急外来に来た患者さんと、病棟患者さんです。
・腹痛で来た患者さんのレントゲン
・頭痛で来た患者さんのCT
・病棟患者のポータブル撮影
・イレウス管挿入
・急性心筋梗塞(AMI)のカテーテル検査
・超急性期脳梗塞疑い患者のMR
など、幅広く対応しています。
当然、外傷患者や心停止状態の患者さんも多く運ばれてきます。
どれくらい忙しい?
忙しさはその日次第です。
滅茶苦茶忙しい日もあれば、そうでもない日もあります。
時間帯によっても大きく異なります。
「今日は暇だな~(絶対口にしてはいけないワード)」と思ったら、とても忙しくなったりします。
食事はいつ摂るの?
これも人によってバラバラですが、僕は検査が立て込んでいなければ19時くらいに食べます。
前述の通り、忙しいとご飯を食べる暇もないですね。日付が変わるまでまともに休むこともできなかった、なんて日も存在します。
出前を頼むことが多いですが、頼めない時はコンビニへ行きます。
温かいうどんやカップ麺などは、食べている時に仕事が来る可能性もあるので、やめた方がいいです(笑)
当直って寝れるの?
これも結局忙しさ次第です。
忙しくなければ結構寝れます。全く検査が来なかった日は7時間くらい寝てました。
夜中の1時、3時、5時、みたいな間隔で検査の依頼が入ることもあります。
胸のレントゲン1枚で起きることもあるわけですが(それは仕方ないとして)、起きた後は直ぐに寝れないですね。
いつ何が来るか分からない状態で寝ることになるので、長時間寝れたからといって眠くないわけでもないです。
おわりに
当直は24時間勤務になるので、体力勝負な部分が大きいです。
体力をつけることと、当直中の空いた時間をどう使えるかがポイントだと思います。