今回もツッコミどころ満載なドラマ版ラジエーションハウスでしたね。第2話に関する感想を順々に書いていきます。
部外者は家族であっても立ち入り禁止
今回は小野寺技師長の息子さんが操作室内(ラジエーションハウス)に出入りしていました。しかし、操作室内は多くの機械があったり、何より個人情報が山盛りなので、関係者以外は入ることができません。
放射線科医の役割が現実と大きく異なる
検査した直後に放射線科医が読影することは稀です。直ぐに読影してもらうとしたら、緊急所見がある場合のみです。
そして放射線科医が様々な検査のオーダーを依頼していましたが、実際放射線科医が検査のオーダーをすることはほとんどありません。基本的に主治医がオーダーします。担当科の医師以外の人間が検査を勝手にしたら相当怒られるのではと思います。
研究費のために製薬会社とつるんだらどうなるか
これはもうバレたらコンプライアンス違反で即退場でしょう(笑)
院長との距離が近すぎる
病院長は鬼のように忙しいので現場に出てくることはまずありえません。ましてや放射線技師は権力も低い(部長クラスは全国的に見てほとんどいない)ので、我々の部署を除きにくることなどまずないですね。結構病院の収益には貢献しているのですが…
「脳ドックで予約がいっぱい」
予約がいっぱいなのに技師7人が撮影していない時間があるのはなんとも…
ドラマなのでしょうがない部分はありますが、予約でいっぱいなら早く撮りなよと思いました(笑)
新人が当直に入るのが早すぎる
入職したばかりの新卒の人間がいきなり当直なんてことは、まずないでしょう。世の中にはあるのかもしれませんが、あのような状態の技師に一人で当直なんかさせたら…
ちなみに現在は当直という制度を無くそうとする動きが出ていますね。2交代制といって、夕方出勤しそのまま朝まで夜勤をするというシステムです。
次回予告に対するコメント
次回のラジエーションハウス第3話は乳がんに関するお話のようですね。昨今話題の乳がんに対しドラマではどのようにアプローチをするのか、楽しみです。