時の流れは早いもので、2020年4月に放射線技師5年目を迎えました。
今回は若手放射線技師目線にて、放射線技師になって良かったと思える部分を書きます。
安定したお給料
このご時世、安定したお給料が貰える職業なんて少ないのではないでしょうか。
放射線技師は国家試験の一つであり、その主な職場は病院です。
病院の収入は景気に左右されません。多くの病院が赤字経営なのではと思いますが、だからといって大量リストラや給料大幅カットといったものはありません。
僕のような若手放射線技師は滅茶苦茶お給料を貰っているわけではありませんが、ある程度満足に暮らしていけるだけのお給料を得ています。
安定したお給料は有難いですね。
仕事が無くならない
2020年現在、新型コロナウイルス感染症が大流行しています。
きっと後世にも語り継がれるレベルの感染症です。
国民には外出自粛要請が出ており、その結果、多くの企業は店舗を閉鎖したり休業したりです。様々な影響を及ぼしております。
強制的に仕事が休みになったり、シフトの時間が短くなったりしている方がいます。そうなると当然給料も減らされてしまうでしょう。
ですが、僕ら放射線技師に休みなどありません。こういった感染症の流行や、何か大規模なイベント(悪い意味での)の発生は、僕らの仕事を極度に減らすことはしません。
不要不急の外出が制限され、医療も緊急度を確認するご時世です。たしかに外来患者の検査数は減少気味ですが、あまり仕事が減ったとも思いません。
どんな状態になっても仕事がある、というのは、大変かもしれませんが有難いことだなと思いました。
(もちろん働かずしてお金を貰えるなら、それに越したことはないですね)
医療の最前線を知ることができる
入職するまで、医療の最前線がどういったものなのかは、あまりよく知りませんでした。
テレビやドラマなんかではよく救命救急の現場を収録したりしていますが、そこで得られる知識なんて大したものではないですし、「(実際に働いてみて)現実とは違うよなあ」と感じます。
世の中には色々な検査や治療があり、撮影装置含めとにかく進歩しています。
そういった世界を知ることができたのも、大きいなと考えます。
また、重症な患者さんを救っていく過程も見ることができます。医師や看護師と違い、常に携わっているわけではありませんが、画像検査の過程を経て、関わっていくことができます。
話のネタになる
久しぶりに会った人に「ヤマトは今、何の仕事しているの?」と聞かれたとき、「放射線技師だよ」と言うと、それだけで話のネタになったりします(笑)
自分のことをもっと知ってもらったり、その場が盛り上がれば嬉しいです。
ドラマ「ラジエーションハウス」を通して少し有名になりましたが、まだマイナーな職業かなと思っています。そういった意味で、レアだからこそ話題になりますね。
もちろん、初めて出会った人なんかとも、話のネタにすることができます。
人とも機械とも触れることができる
僕は昔から常々、人と関わる仕事がしたいと考えていました。
ですが、放射線や医療への興味が強まり放射線技師を目指すようになりました。
放射線技師は人とも関わりますし、機械とも向き合います。僕自身、機械をいじることもどちらかと言えば好きな方でしたので、そのバランスが自分に合っているなと思っています。
実際に働いてみて、ずーーっと人と関わりながら仕事をするのも大変ですし、かといってずーーっと機械と向き合っているのも退屈です。
適度に動き、患者さんと接しつつも、機械を使って検査をする、というポジションは放射線技師だけです。
おわりに
大変なこともたくさんありますが、放射線技師という仕事自体は良かったと思えることが複数あります。
こういった職業に就くことができたのは有難いです。