日勤以外の時間は、当直者(準夜~夜勤者)によって成り立っています。
放射線技師も当直をやることが多いです。病院の規模によって、1人当直、2人当直、場合によっては3人で当直をする場合があります。
今回は、2人当直のメリットとデメリットについて、体験談をもとに解説していきます。
2人当直について
2人当直を行う施設は、規模の大きい病院となります。それ相応の患者さんが来るため、急性期脳梗塞に対応できるMRや、急性心筋梗塞に対応できる心カテなど、様々な検査がいつでもできるように準備しておく必要があります。そのために2人配置しています。
2人当直の場合、新人放射線技師は必ず、先輩技師と組みます。新人放射線技師は最低限当直に入れるように教育を受けるため、MRやカテーテル検査を経験せずに当直に入るからです。その両方を経験している先輩技師と組むことになります。
2人当直のメリット
1.何か困ったときに先輩へ聞ける
当直に入りたての新人の頃は、不安なことも多かったです。トラブル発生時はやはり、先輩を頼ってしまう部分もありました。ですが、こういうときに先輩へすぐに聞けるのは、メリットであると考えます。
2.普段話さない人と交流ができる
当直に入る相手は、同じモダリティでない人になります。なので、普段一緒に仕事をしない人と組むことになります。
夕食を食べるときなど、相手が普段どういったことを考えて働いているのか、そもそもどんな人なのか、というのを話したりできるのも良い点だと思います。
3.仲の良い相手だと気持ちが楽
仲の良い先輩(特に年齢が近い)と組むと、だいぶ気持ちが楽です。「むしろこの感じで働いて、お金ももらえるなんて素敵だ」とさえ思うこともあるかもしれません。
2人当直のデメリット
1.相手次第で仕事のやりやすさが全然違う
前述のメリットと表裏一体といえばそうなのですが…
やはり相手がイマイチだと、時の流れが非常に遅く感じますね。
2.2人いるからといって寝れるわけでもない
この辺は施設によっても違うと思うのですが、2人いるなら片方が働いている間、もう片方は寝ていいんじゃないかという意見が出るでしょう。僕もそう思います。
しかし、なぜか分からないのですが、電話が鳴ったら基本2人とも起きなければいけない風習があります。
片方がMRやカテーテル検査についている間、もう片方の技師はやることがありません。しかし、自分が仕事をしているのになんで寝るんだ、みたいな雰囲気が出され、寝ることはできません(笑)
この辺は日本人的要素が強く、自分に損が無くても、相手が得をすることが嫌、みたいなものなのでしょう。
※施設や人によって異なる場合があります。
3.可愛い先輩と一緒に当直をすると…
思わず、ソワソワしてしまいますね。
(特に何もないんですけど)
メリットでもありデメリットでもあります。
そんな中でも真面目に仕事をしております!
おわりに
当直って非常に大変だと思います。
今回の記事にて、2人当直のメリットやデメリットを参考にしていただければと思います。
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