放射線技師に限らず、医師や看護師、薬剤師や臨床検査技師などの医療従事者というのは資格試験が多いです。
そして、作業療法士や理学療法士、管理栄養士や歯科衛生士なども、国家試験に合格する必要があります。
資格試験は、高校受験や大学受験のように、手取り足取り教えてもらえるわけではありません。ましてや、社会人になってからは、働いていない間の時間を使い、勉強を進めていく必要があります。
(国家試験合格率を命としている大学などは、結構面倒を見てくれるようなので、別かもしれません…)
では資格試験や国家試験に合格するために、どのような勉強法をすればいいのか。
僕なりの考え方を書きます。
この考え方は、僕が診療放射線技師国家試験へ合格するために実践したものです。
達成目標を決める
まずは 自分の実力と合格ラインとの距離を測ること が大切です。
これは、過去問を解くのが手っ取り早いです。自分の現時点での実力と合格ラインまでの距離が、明確に示せます。
次に、達成目標 を決めます。
配点が200点の試験で合格基準点が120点だった場合、7割に値する140点くらいを目標にするのが良いと考えています。120点ちょうどを狙った場合、何かのミスで越えられない可能性がありますので…。1割分は保険をかけておく必要があります。
ここで僕が重要視していることは、
高得点を狙いに行かないこと。
高校受験や大学受験は、他の受験者より1点でも多く取る必要がありますが、資格試験は基準点さえ超えていれば受かるため です。
真面目な人ほど完璧主義で満点を狙いに行こうとしますが、余程時間を持て余していなければ上記の通りで良いと考えます。
資格試験の勉強以外にやらなければいけないこと、やりたいことは山ほどあるはずです。
勉強計画を立てる
目標を立てたら、それを達成するための目標を立てます。
計画を立て、早い段階で崩れ挫折する人がたまにいますが、気にする必要はありません。計画なんてものは崩れて当たり前だからです。
具体的にどういった目標を立てればいいのか。
例えば、過去問題集(少なくとも5年以上載っているもの)を5周できるよう計画を立てるとします。目標達成日までの期間を計算し、単元数を日にちで割ってもいいし、総ページ数を日にちで割ってもいいから、一日当たりどれくらい進めればいいかを決定します。
1週間の中で1日は調整する日を設けておくとバランスが取れていいです。
また、やることリスト(To Do リスト)を毎日作成することを推奨します。
モチベ維持&効率UP!毎日やることリストを書くべき4つの理由
過去問を解くときは日付とチェックを書く
ただ闇雲に5周したところではあまり意味がありません。勉強量も大事ですが、効率も重要です。
正しい方向に、正しい努力をするのが、一番結果につながります。
(とても偉そうですが、自分も100%できているわけではありません…)
というわけで、過去問を解く手順は以下の通り。
<問題を解く際は必ず、横に日付を記入する。>
①1周目は全問解く。
問題を解いた証に、黒字でチェックを入れておく。
②2周目も全問解く。
不正解だった場合にチェック、
確信は無かったが正解したものには三角マークを入れておく。
今度は黒字ではなく赤字を使う。
③3周目以降は、三角マークおよび赤チェックが入れてあるものだけを解く。
字の色は、自分が今何周目か分かれば何色でもよい。
例
(自分は蛍光ペンを使わない派ですが、メルカリで購入したため、既に一部書き込みがありました。こうやってみると、いかに勉強していなかったかが分かりますね…笑)
2周目は1周目の3日後、3週目は7日後など決めておくとよいです。なんなら2周目は翌日にやってもいいくらいです。人間の記憶って、1日経つと結構忘れているもんです。
ちなみに復習の頻度は人それぞれですが、ギリギリ忘れたころくらいにやると良いみたいです。
「あれ、なんだっけな~」と思い出そうとすることが大事と、メンタリストDaiGoさんも仰っていました。
おわりに
以上が僕の実行してきた資格試験の勉強法です。
「努力をした人にのみ成功は訪れる」
という言葉を胸に刻み、頑張りましょう。
(誰の言葉だったか忘れてしまいました…)