放射線技師を目指す方から、色々な心配事を聞きます。
今回は、頭の良さと放射線技師について、体験談をもとにお話します。
頭の良さってそもそも何?
頭が良い、というフレーズはよく聞くと思います。
では、頭が良いというのはどういうことでしょうか?
やはり学生の頃は、テストの点数が良いことを指すことが多いでしょう。
社会人になった今、個人的に「頭の良い」にはいくつかのポイントがあります。
- 論理的思考力がある
- 発想力がある
- 記憶力がある
この辺りだと考えています。
医療はEBM(Evidence Based Medicine)という言葉があるくらい、論理的な部分があります。
論理的思考力というのは非常に重要であり、これがある人は頭が良いなと感じます。
論理に基づき、新しいことを考えたり、言われたことを覚えていることができる、というのもポイントです。
特に、基礎研究や臨床研究というのは、常に新鮮なもの(既存の情報ではない)が求められます。
頭の良さは関係ない!
頭の良さを定義したところで、実際どうなのか、というところを書きます。
僕の周りには「この人頭良いなあ」と思う人もいれば「この人ちょっと頭がアレなのでは…」と思う人もいます(笑)
頭が良い人は、発想力が高いなあという印象です。画像を見たときに、こういう見せ方があるんだなと感じます。
知識を持っていても、実践する技術があるかどうかはまた別というわけですね。
放射線技師に(なるために)必要なのは何?
やはり暗記力が重要だと考えます。
様々なジャンルの知識を習得しなければ国試に合格できませんし、放射線技師として働くにも撮影のこと・疾患のことを知っておく必要があります。
暗記する能力は必要だと思いますが、あとは基本作業を忠実に守れば放射線技師として働けると思います。
モチベーションは人それぞれですし、診断に有用であり、患者さんに有益な画像を提供できれば、最低限のラインはクリアしていると考えます。
おわりに
自分が患者さんになったとき、頭の悪い人に撮影されたいかと言うと…
相手の気持ちになったときに、どういう技師であればよいか、というのを考えると良いでしょう。
頭の良さは無くてもなんとかなりますが、良いに越したことはありません。
そして後天的に身につけることが可能だと考えております。
僕自身、こういって記事を書いていますが、常に成長していく必要があると考えています。