「マーカー」「マーク」など呼び方は複数あると思いますが、呼び方はさておき…
みなさんはマーカーってちゃんと貼って撮影していますか?
僕は貼っています。
今回は、マーカーを貼る重要性について、僕の考えを書きます。
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マーカーを貼る理由
(物理)マーカーは、その画像をどの方向から撮ったかの証拠になります。
マーカーを物理的に貼っているから、左右はどっちでとか、この画像はPA方向でとか、そういった情報を取得できるわけです。
今はデジタルで画像を処理しているところが大半です。デジタル画像なので、マークを足すことはいとも容易いことなのです。しかし、これが実はよくなかったりするわけです。
「マークなんて後で貼ればいいや」みたいな気持ちで撮ると、ミスります。
過去のインシデントを交えて…
過去のインシデントでは、「胸部X線撮影にてPAで撮影、しかしマークが貼っておらず反転してAPで送信した」という事例があります。もしマークを貼っていれば簡単に気づけたことです。
また、内臓逆位の方の場合はどうでしょうか。初回の撮影でもしマークを貼っていなかったら、それが正しい画像なのかどうかは誰にも分かりえないわけです。
マークが大事なのは胸部だけではないです。例えば左右対称な構造である頭部は、マークがなければ反転していようがほぼ分かりません。
銀歯やオペ後の痕跡が残っていれば、判断できなくもなさそうですが。
このように、マークが語る情報というのは大きいわけです。
救命救急などで急いでいる場合でも、マークをつけることをオススメします。